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私は建築の仕事をして34年になります。
若いとき、特に20代〜30代は誰でもそうなのかもしれませんが、理想と現実とのギャップに悩みました。それは、住宅を設計したり、つくったりしたとき、どうしても自分の色を出したいがためにお客様の意見を聞くというより、自分の考えを押しつけることが多く、お客様が満足してもらえる住宅をつくることができたか疑問でした。
そして、年を取るごとに気づいたことがあります。それは、私の役目は住宅というハードの提供ではなく、「お客様が人生を送るためのステージを提供することである」と考えるようになりました。
夫婦の絆や家族の絆を深め、健康で心豊かな人生を送ってもらうためのお手伝いすることが第一であると思います。